迦陵頻伽120円赤のD欄県名入り櫛型印
2018/11/29
迦陵頻伽120円赤(通称:赤けまん)は従来の紫を引き継いで改色して昭和41年12月に発行されました。発行目的は1966年1月1日の万国郵便連合加盟に伴い、切手の図案に「NIPPON」の文字を入れる必要があったためです。従って発行当初は用途がほとんどなく、昭和47年2月の封書額面値上げに伴い定形書状の書留に使用されることになり消印のほとんどはこの期間の消印になります。昭和41年から46年までの消印は稀少であり、尚かつ凹版印刷のため消印が切手にのりにくいという欠点もあります。満足に判読出来る消印は非常に少ないでしょう、今回の消印はD欄県名入り櫛型印、福島/若松大町局印ですが昭和47年7月印ですから書留印だと推測できます。