ポストスタンプブログ

切手収集を始めて40年、動植物国宝切手や平成切手また戦後の記念切手の消印バラエティを中心に収集コレクションし、オークションにも参加しております。コレクションの中からいろいろな消印を紹介していきます。

平成切手

平成切手ニホンシカ20円の外国着印

2017/01/07

今回の消印ですが、シンガポールの外国着印です。パクボーの表示がありませんので、私の現在の知識では何ともいえないので申し訳ありませんが、日本での消印が押印されず現地の郵便局印が押されたものだと推測されます。

(パクボー印とは)
・公海上を航行する船舶内には、その船の属する国の法規が適用されます。船舶内から差し出される郵便物についても同様で、船籍国の郵便制度に従って処理することが、万国郵便連合条約で定められています。

・日本船籍の船舶内で差し出された郵便物には日本の郵便制度が適用され、料金も日本円で定められています。ですから日本切手が貼られて差し出されることになります。従って、船内郵便局の設置されている船舶の場合は、郵便物にもその船内局の消印が押されて処理されます。その郵便物は寄港地で現地郵便局に引き渡され、世界各国へと送られます。

・日本籍の船舶であっても郵便局が設置されていない場合は、そのまま寄港地の郵便局に引き渡され、その郵便局で処理されます。寄港地の郵便局では、船内で投函されたものであることを示す証示をした上で、郵便物にもその寄港地の郵便局の消印を押しますが、その場合特別な消印が使われることもありました。このような郵便物がパクボー便になります。

 

平成シカ外国着印

 

 



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