鳳凰150円橙の1978年和欧文機械印
2017/05/11
鳳凰150円橙は1976年8昭和51年)1月25日の郵便料金値上げに伴う、速達料金加貼り額面として改色して発行されました。書状用の速達は埴輪の兵士200円が改色されて同時に発行されたために、加貼の使用例として多いのはハガキへの加貼速達になります。速達ハガキへの消印は機械印設置局では機械印になりますが、貼る位置を考えますと満月印が少ないのが実情ではないでしょうか。今回の消印1978年大阪旭局の和欧文機械印は満月印、稀少な消印になると思われます。尚、当時は「速達配達区域外」というものがあり、原則として配達局から陸路4kmを超える地域への郵便物の速達扱いはできない時代でした。
(速達配達区域外)
昭和23年1月1日の新郵便法施行時より特別地域宛の速達取扱いが廃止、原則として配達局から陸路4キロを超える地域への郵便物の速達扱いは出来なくなりました。ですが、昭和28年7月5日より窓口において希望すれば「地域外承知」と表記して引受けることが可能になりました。もちろん速達では配達はされません。昭和61年6月1日からは一部の地域を除き速達取扱地域外の扱いが廃止されています。