国宝3次金亀舎利塔のエラー櫛型印
2017/01/23
昭和から平成にかけて、櫛型印から丸型印への移行時期に様々なエラー印が登場しています。ちょうど試行印も併用されており、同じ更埴部品を使用していたことも理由のようです。エラー印の全体像が未だにわかっておりませんので、どのようなエラー印が存在するのか興味深いと思います。今回のエラー印は櫛型印の横バーが抜けた消印、昭和62年の広島西城局印です。
(エラー印の主な種類)
・丸二タイプ(D欄・E欄の櫛部分が抜けたもの)
・横バー抜けタイプ(D欄・E欄の櫛は残っているが横のバーが抜けているもの)
・D欄櫛抜けタイプ(D欄の櫛だけが抜けたもの)
・E欄櫛抜けタイプ(E欄の櫛だけが抜けたもの)
・D欄櫛残りタイプ(D欄の櫛だけが残ったもの)
・E欄櫛残りタイプ(E欄の櫛だけが残ったもの)
・D欄枠残りタイプ(D欄の枠部分だけが残ったもの⇒D欄県名入りや分室名入りに存在)
・D欄三日月残りタイプ(試行印使用の局でD欄は三日月、E欄に櫛が入ったもの)